硝子の棺で眠る姫君
2021/12/19
ボーカル・ヴォイスアクター
ボーカル/ヴォイスアクター | 名前 | 役割とその説明 |
ボーカル | 雪白姫 | 黒沢ともよ |
ボーカル | MIKI | 王妃=老婆 |
ボーカル | Jimang | 鏡/狩人 |
ヴォイスアクター | 誰が誰なのか不明w | 7人の小人 |
ヴォイスアクター | 鈴木結女 | 王子(通称:テッテレ王子) |
歌詞カードに記載されていない歌詞の補足
時間 | 声優 | 歌詞 |
嫉妬[Neid(ナイド)] 「硝子の棺 眠る姫君 君は何故この境界を越えてしまったのか? さあ、唄ってごらん…」 |
||
「其れは貴女――《王妃様》[die Königin(ディ ケニギン)]!」 | ||
「鏡よ鏡……此の世界で一番、美しいのは、誰なのかしら?」 「其れは貴女――《王妃様》[die Königin(ディ ケニギン)]でしたが…… 今では彼女――《雪白姫》[Schneewittchen(シュネーヴィトヒェン)]!」 (私 ――《雪白姫》[Schneewittc (シュネーヴィッチャン)]) |
||
「それなら、私もうお城(うち)には、帰らないと約束するわ」 | ||
「あー!おいらの寝床で誰か寝とるんげん!」 「「マジで!?」」 「死んでがると?」 「いんや、まだ生きてりっひ!」 「皆、どうするんべるく?」 「「うーん」」 「こういう場合は大抵王子様が接吻すればいいーねん」 「「おおー!」」「ひゃーあ!」 「で、誰かこの中に王子様はいるんしゅたいん?」 「いや、この際おじ様でもいいんじゃね?」 「「それだ!」」 「「んーっ」」 「ぐーてん☆もるげん!」 「「おーお!」」 |
||
※一部、物語の本筋とは関係ない音声が、流れている可能性がございます……。 「貴様、何者だ」 「私の名はイドルフリート・エーレンベルク、イドと呼んでくれ給え」 「ふざけるな、コルテスはどこだ!」 「キミのような低能に、教える義理は無い」 「うるさい!」 |
||
寝起きも超スッキリな美少女、私の目覚めを待っていたのは、 可笑しな訛りを持った七人の愉快な小人達で、 その後、狡賢い継母<はは>の謀略により、幾度か死にかけたが、 その都度、奇跡的に復活し続けたのであった! |
||
「あらまぁ、心配症だねえ! そうとなりゃ、抱いてる疑惑[Zweifel(ツヴァイフェル)]。この婆と2つに分けよう!」 抗えない 誘ってる悪魔[Teufel(トォイフェル)] 7つめの罪は蜜の味 |
||
「成る程。それで君は騙されたわけだね? ならば、ある男の特殊な性癖を君の復讐に利用してみようか さあ、もう暫し。運命の相手は夢の世界で待つものさ」 |
||
蕾も花も 生きとし生ける 全ての女性(ひと)を 愛でても尚 見つからない | ||
「《小人》[Zwerge(ツヴェルク]達よ、その死体を私に譲ってはくれないかな?」 「こいつ」 「どう」 「見ても」 「王」 「子」 「様」 「寧ろ」 「「「いいんじゃね?!」」」 |
||
「さあ、もうすぐあの阿呆共がやらかすぞ」 「お前たち、くれぐれも慎重に運ぶのだぞ」 「「はい、殿下!」」 「心の準備はよろしいかな?お姫様」 「うお!」「ああーっ!」 「ぐーてん☆もるげん!」 「「うわあー!」」 「さあ、復讐劇の始まりだ!」 |
||
死 ぬ 迄 踊 れ ! 「さ!ほれ!」 「あうっ…は、ひぃ」 「きゃははっ! あははっ! あーはっはっは! なーにそれえ! もっと上手に踊ってくださらない? せっかくの可愛い娘の婚礼なのよお? あーはっはっは!」 「ああ!あちちち!アァー!アチチ!!あ、あぁーーー!!」 「なんてことだ…」 「鏡よ鏡、メル鏡。この世界で一番可愛いのは誰かしら?ウフフ!」 「勿論、それはエリーゼ姫さ」 「本当!?嬉しい!アハハハハ!」 |
考察
これより下の内容は推測の要素が含まれます。 聴き手によって受け取り方は異なります。参考程度にご覧ください。
歌詞の物語考察
フレーズ | 意味 |
真雪の肌は白く 黒檀の髪は黒く 血潮のように赤い唇 冬に望まれ産まれた私 |
雪白姫の母は指を怪我したとき、白い肌に赤い血が浮かんできたのを見て「真雪のように白い肌で黒い髪、血潮のように赤い唇の子がほしい」と望んだ |
鏡よ鏡……此の世界で一番、美しいのは、誰なのかしら? 其れは貴女――《王妃様》でしたが…… 今では彼女――《雪白姫》! |
嫉妬した王妃は爺やに姫の殺害を命じる。 |
「それなら、ワシにも策がある。猪殺して身代わりにしよう!」 | 狩人の爺やは王妃に雪白姫を殺した証拠としてその肝臓を持ってくるよう命じられていた。狩人は身代わりとして猪の肝臓を持ち帰る。グリム童話では、王妃がその肝臓を塩茹にして食べる。 |
「あー!おいらの寝床で誰か寝とるんげん!」 「「マジで!?」」 「死んでがると?」….. |
地名や人名をもじっているらしい。 「死んでがると?」→シュツットガルト 「いんや、まだ生きてりっひ!」→ルートヴィッヒ 「皆、どうするんべるく?」→ニュンベルク 「で、誰かこの中に王子様はいるんしゅたいん?」→ホルシュタイン(シュレースヴィッヒ) |
「ふざけるな、コルテスはどこだ!」 | 「海を渡った征服者達」コンキスタドールのエルナン・コルテスのこと |
狡賢い継母の謀略により、幾度か死にかけたが、その都度、奇跡的に復活し続けたのであった! | 一回目:王妃は物売りに化け、小人の留守を狙って腰紐を白雪姫に売り、腰紐を締め上げ息を絶えさせる。 二回目:毒つきのくしを作り、白雪姫の頭にくしを突き刺して白雪姫は倒れた。 |
「もし、」 「ごめんね、お婆さん。 どんな人も、家へは、入れちゃいけないのよ……」 |
老婆に化けた継母が小人の家を訪問する。 |
抗えない 誘ってる悪魔[Teufel(トォイフェル)] 7つめの罪は蜜の味 | 7つ目?? |
ならば、ある男の特殊な性癖を、君の復讐に利用してみようか。 | 王子は死体愛好家。 |
テッテンッテレレッテレレッテレレッテッテンッテレレッテレレッテレレッテッテンッテレレッテレレッテレレッテレレテレテレレレテレレレレー | 王子の登場シーンに流れる音楽。これと同じフレーズが薔薇の塔で眠る姫君でも登場する。 |
未来に開く 少女も 過去に開いた 老婆も 蕾も花も 生きとし生ける 全ての女性(ひと)を 愛でても尚 見つからない |
未来に開く少女→ロリっ子 過去に開いた老婆→熟女 蕾→女性のアレ 花→蕾のほかのもう一個のアレ 全ての女性→男には手を出していないらしい |
儘、閉ざされた硝子の中で、眠るように死んでる君は、誰よりも、嗚呼、美しい。やっと、見つけたよ! | 王子の一目惚れ。 |
「お前たち、くれぐれも慎重に、運ぶように」 | どうみても落とすフラグです。 |
(棺を落としてからの)ぐーてん☆もるげん! | 雪白姫は毒リンゴの秦を喉に詰まらせていた。それがこの衝撃で解消され、生き返る。 |
「死 ぬ 迄 踊 れ !」 | 姫と王子の結婚式に呼ばれた継母は真っ赤に灼けた靴を履かされて踊り死んでしまう。 |
「なんてことだ…」 | 雪白姫にドン引きな王子。王子は死体愛好家ゆえに、生きている雪白姫がお気に召さないらしい。 |
その他 気付き事項等
- グリム童話の「白雪姫」がモデル
- 七つの大罪 嫉妬(蛇)
- 薔薇の塔で眠る姫君にも王子は登場するが、別人物らしい?
- グリム童話では白雪姫を殺そうとし、又最後に焼けた靴を履かされて殺されたのは、継母では無く実の母であったとされる。
- グリム童話では、ガラスの棺の白雪姫を王子が城に運んでも、ずっと眠ったままで、王子は四六時中、白雪姫を見つめていた期間があり、彼女が目覚めるまで時間がかかった。
- 継母の最期はグリム童話の話によってさまざま。
- 白雪姫がまだ尚生きていることを知り、怒りの余り発狂し街へ飛び出しそのまま狂い死んでしまう
- 白雪姫がまだ尚生きていることを知り、癇癪を起こして鏡を叩き割り、その破片が心臓に刺さる
- 隣国の王子の妃が最も美しいと聞き、結婚式に見に行って死んだ筈の白雪姫と知ってショック死
- 7人の小人に崖から突き落とされ殺害される など
- こちらのテッテレ王子のAAがウケるw
当サイトでは記事の投稿・編集者を募集中です。
詳細はこちら関連記事
-
-
Marchen (メルヘン)
概要 「Märchen」(メルヘン)はSound Horizonによるメジャー4 …
-
-
生と死を別つ境界の古井戸
用語説明 用語 説明 キッケリキー ニワトリの鳴き声 Bass!”( …
-
-
青き伯爵の城
ボーカル・ヴォイスアクター ボーカル/ヴォイスアクター 名前 役割とその説明 ボ …
-
-
火刑の魔女
ボーカル・ヴォイスアクター ボーカル/ヴォイスアクター 名前 役割とその説明 ボ …
-
-
薔薇の塔で眠る姫君
用語説明 用語 説明 「姫が抱く運命、僅か余命十五年。紡錘(つむ)にさされて、床 …
-
-
磔刑の聖女
用語説明 用語 説明 「ラインプファルツ(Rheinpfalz)」 神聖ローマ帝 …
-
-
黒き女将の宿
ボーカル・ヴォイスアクター ボーカル/ヴォイスアクター 名前 役割とその説明 ボ …
-
-
宵闇の唄
ボーカル・ヴォイスアクター † ボーカル/ヴォイスアクター 名前 役割とその説明 …
-
-
暁光の唄
ボーカル・ヴォイスアクター ボーカル/ヴォイスアクター 名前 役割とその説明 ボ …
- PREV
- 黒き女将の宿
- NEXT
- 生と死を別つ境界の古井戸